音楽シーン

テレビの歌番組ではアイドルの集団が大挙し、真ん中で大御所がいつまでも居座り続けている。マンネリで腹が立つが、もう思ってもしょうがない。そこに期待を持つのが間違っているのだと思う。

最近ようやくApple Musicを使い出した。慣れてくると、ここに探し求めれば得られる豊かな音楽シーンがあることがわかった。嬉しくなった。

 

僕のような一般大衆にはまったく縁がない音楽シーンにはクラシック音楽などがあるが、それらは言わば高級品で、その愛好家の多くは豊かな人で、お金持が多い。それなら音楽家もやっていけるだろう。

だかポピュラー音楽はテレビで名を売り、CDを買ってもらって、コンサートに来てもらう。それらがある程度できないと暮らしが成り立たないと思われる。ネットのダウンロードにしても、よく知っていてこその行為であって、知らない人の音楽を有料でとはいかない。無料なら聴いてやろうか。その程度じゃないかな。

Apple Musicで見つけた素晴らしい、名がまだ大衆に届いていないミュージシャンの暮らしはどうなんだろうと思う。かなりの数のファンを獲得しても、その人たちが支出してくれるお金で豊かな生活ができるのかと心配になる。希望に燃えているうちは耐えられても現実を積み重ねると辛くなってくる。ほんのわずかのお金で豊かな音楽シーンを楽しめることは僕にとっては幸せがだが、よせばいいのに、こんな心配をしてしまう。